こんにちは、MJです。
今回のテーマは
“カーシェア利用は車購入に比べてオトク?”
です。
🤔こどもが産まれたら車が必要だよね
😀車があれば買い物も楽ちんだし
😆みんな持ってるしウチも買おう
みなさんもこういった感覚ないでしょうか?
私もそういう感覚でした。
😆大人になったらマイカーは持たないと!ってね。
しかし、徐々にこの感覚は変わってきています。
自動車検査登録情報協会の2017年調査によると
全国平均の自動車保有率は世帯あたり1.062台。
これだけ見ると
🤔ん?1家庭1台持ってるんじゃん?
と思えますが、都道県別でワーストを見ると次の通り。
1位 東京都:0.432台
2位 大阪府:0.645台
3位 神奈川県:0.705台
😀なんと東京はもう2軒に1台もないんですね。
これらの背景の一つにカーシェアの普及があります。
今回はカーシェア利用と車の購入のコストパフォーマンスを比較検証します。
😉さてどちらがオトクなんでしょうか???
分かりやすく説明しますので、
ぜひ最後まで読んでみてください😊
結論:9年まではカーシェアの方が、10年以降は自家用車の方がコスパがいい
9年目まではカーシェアの方がトータルコストが割安になり、
10年目からは自家用車の方が割安になります。
😊もう少し分かりやすく、カーシェア視点での損益を見てみましょう。
5年以内にもし買い替える!となった場合、
カーシェアだったら100万円以上差益が出ることになります。
なお、本シミュレーションでは72回(6年)ローンの想定ですが、
買い替え時の売却額等の計算が複雑なので、
初年度にローン総額を支払って前提で計算しています。
😀ではこのシミュレーションの条件を見ていきたいと思います。
比較条件
①利用するカーシェア
こちらはタイムズカーシェアとします。
2020年人気No.1のカーシェアです。
おすすめのカーシェアランキング2020年 オリコン顧客満足度調査
1位はタイムズ、2位がオリックス、3位がカレコですね。
😉私もタイムズユーザーです。
②購入時の車種
ヤリス(トヨタ)でシミュレーションをします。
2020年の新車販売台数トップの車です。
2020年新車販売台数ランキング!1位はヤリス【乗用車・小型車編】
カーシェアに置き換えると、
コンパクトカー・エコカーの類ですね。
アクア・フィット等と同じクラスに入ります。
😆コンパクトカーで最も評判がよく、最安値なら諸費用込みで250万程度で購入できます。
③カーシェア利用シーン
保育園での送迎必要なお子様が1名いるとして
下記で仮定します。
- 年間52週
- 送迎1時間(平日→年240回)
- 買物3時間(土日→年108回)
- 旅行2泊3日(年2回)
- 通算乗車回数(年350回)
😅ほぼ1年間フルですね。
④自家用車利用シーン
一方、自家用車の場合は上記条件だと算出が難しいです。
回数でなく、ガソリン代もタイヤ交換も走行距離だからですね。
なので、年間走行距離は6,000kmと仮定します。
2020年の平均走行距離は6,017kmでした。
ソニー損保「2020年 全国カーライフ実態調査」
🤔走行距離は年々少しずつ短くなっているらしい。
⑤利用年数
冒頭は1年~11年を一覧化しましたが、
詳細シミュレーションでは、
最も買い替え需要の高い9年で試算します。
なお、2020年の平均買い替え年数は8.72年でした。
車種別の平均車齢推移表 自動車検査登録情報協会
😉シミュレーションでは9年目の車検はナシにします。買い替え年だからですね。
9年利用シミュレーション
①自動車購入ケース
9年目の車検は受けないとして、総額で約510万円となりました。
購入費用 | 2,527,158 | 諸費用込み |
ガソリン代 | 472,500 | 年間約6,000km・燃費16km/ℓ・単価140円/ℓ |
自動車税 | 310,500 | 年額34,500 |
重量税 | 73,800 | 車検ごとに24,600円×3回 |
自賠責保険 | 64,650 | 車検ごとに21,550円×3回 |
12カ月点検 | 90,000 | 毎年10,000×9年 |
タイヤ交換 | 60,000 | 約30,000円・20,000km毎に交換:2回 |
オイル交換 | 15,000 | 約5,000円×3回 |
その他整備 | 45,000 | ブレーキ、ライト、ワイパー、冷却水など 年5,000×9回 |
任意保険 | 360,000 | 年平均40,000円×9年 |
駐車場代 | 1,080,000 | 年平均120,000円×9年 |
総額 | 5,098,608 | 月平均/47,209 |
😊9年で約510万はなかなか現実的な金額で魅力的。
②カーシェア利用ケース
9年利用で総額は約500万円です。
入会金 | 1,650 | |
保険料 | 103,9500 | 回/330 |
利用料 | 395,5320 | 利用料金 |
総額 | 4,996,470 | 月/46,263 |
😉カーシェアもほぼ同等の金額。
自動車購入は購入車種次第で大きく変わる
今回はヤリスで検討しましたが、
9年間510万のうち、半額がヤリスの購入価格です。
つまり、購入車種を変え、費用が変われば
カーシェアとのコストバランスもまた変わってきます。
例えば数十万の中古車ならより早く割安になりますし、
プリウス等よりグレードの高い車にすれば
カーシェアより割安になるのは数年後になります。
数年後となれば、
買い替えの平均年数を大きく超えることになり、
実際に故障等で乗り続けられない可能性も出てくるでしょう。
となると、
自家用車が割安となるのは、
購入費用250万以下限定とも言えます。
🤔いい車ならカーシェアの方が安い。
そのほかカーシェアの魅力
①車が選べる
と言っても、一つのスポットに1-2台しか置いていないので、
選べると言っても選択の幅は狭いです😅
😆それに時々車がリニューアルされます。
②都心部はスポットが多い
こちらは浦安市の例です。
ぜひお住まいの地域でも調べてみてください。
😉オフィシャルサイトで調べられます。
③必要な時だけ利用なので支出を抑えられる
今回のシミュレーションではほぼ毎日利用でしたが、
毎日の送迎だって「雨の日だけ」の方も多くいるはず。
その場合はぐっと利用料が下がります。
😉使用料が従量型なので、使わなければその分お金が余ります。初期費用の高い自家用車との最も大きな違いですね。
④運が良ければガソリンを入れなくてすむ
ガソリンは備え付けのカードで支払いになります。
利用中にガソリンが一定量を下回らなければ
給油の必要はありません。
😅普段からあまり使わない人にとって、給油は避けたいことの一つですよね。
まとめ
今回のテーマは
“カーシェア利用は車購入に比べてオトク?”
でした。
このテーマのベストアンサーが
- 250万以下の自動車なら
- 9年まではカーシェアの方が割安
- 10年以降は自家用車の方が割安
です。
車体購入費用がコストの大半を占めるため、
より安い車ならもっと早い年数で割安に、
より高い車なら割安になりまでより年数がかかります。
また後者の場合は、大きく平均乗換年数を超えるため、
目標年数まで乗り続ける事が難しい可能性もあるので、
その点は注意しましょう。
みなさんも自動車を購入する前に、
カーシェアと比較して検討してみましょう!
今までの常識を一つ一つ見直すことで、
着実な資産形成に繋がります。
😊一歩一歩進んでいきましょう~!